PROJECT

事業のご紹介 九州建築塾

九州建築塾

建築設計事務所勤務の若手所員・学生のみなさんへ
建築の第一線でご活躍中の先生を講師としてお迎えし、熱い議論と設計に対する姿勢、プロセスを経験する事を目的としています。

九州建築塾とは?

公益社団法人日本建築家協会九州支部では20代の建築に関わる社会人、大学院生を対象 としたJIA 九州建築塾の塾生を募集します。
レクチャー、プレゼンテーション、ディスカッション、ワーキング等を合宿形式で昼夜行う集中的で高密度のプログラムです。1998 年から過去九州全域で計20 回行われている長年続く教育プログラムです。
講師には第一線で活躍する建築家に加え、地元で活躍する若手建築家も参加しています。
様々な視点から建築を考えることによって多様な展開を講師とともに模索し、新しい考えを吸収する力、決められた時間内に自分の考えをまとめる力を身につけてください。情熱にあふれる若き建築家の卵の参加を期待します。

第21回テーマ…環境をつくる

建築家は常に新しい環境を作ってきました。環境とは様々な意味あいをもつ非常に多様な解釈を作ることができる言葉です。生活環境やビジネス環境、自分を取り巻く環境という使われ方から、環境問題などで注目される、緑化や風の流れなどの自然エネルギーに関係するキーワードとしての「環境」まで、さまざまな意味が込められています。持続可能な世界の実現に向けて、次世代の建築を担う皆さんは考えを深めていかなければなりません。奇しくも2 度目の東京五輪の開催を控え、高度成長期に建てられた建築物の寿命の問題や、建て替え、改修が差し迫った課題となっています。このような時代、「建築を作ること」 自体が環境に大きな影響を与える事を理解し、私たちは次世代の建築を考えていかなければなりません。この建築塾を通してテーマをさらに深める事を期待しています。

第21回九州建築塾 in Fukuokaテーマ「環境をつくる」 活動報告

【主催】公益社団法人日本建築家協会九州支部 【担当】JIA 九州支部福岡地域会
【講師】塾長 末光弘和(株式会社SUEP 代表)
    講師 福田哲也(アーキタンツ福岡代表)・智原聖治(智原聖治アトリエ代表)
【会場】フェアバンクス(福岡市中央区春吉1-11-36-9F)
【日程】2020 年1 月31 日(金)‐2 月2 日(日) 2 泊3 日  【塾生】16 名(内3 名が留学生)

◇課題
●設定された敷地に、宿泊施設を併設した建築を考える。
●計画に際しては以下の点に留意する必要性がある。
●その他の計画概要は自由に考えてよい。
  1、 敷地北側の今泉公園との連携を図る事。(出題テーマを解釈して検討する。)
  2、 福岡市の現状をとらえた計画とする事。(天神ビッグバンなど福岡市の現状を調査する。)
  3、 経済的にも地球環境的にも配慮された計画である事。

◇計画地 福岡県福岡市中央区今泉

◇塾プログラム
 1日目 1月31日(金) 受付・開講式・概略説明・松岡恭子氏(スピングラスアーキテクツ)講演会・懇親会
 2日目 2月 1日(土) 現地調査(今泉公園)・末光氏を囲んで座談会・個人発表1 回目・その後作成作業
 3日目 2月 2日(日) 作成作業・個人発表2 回目・講評・閉講式・解散

建築塾福岡地域会を終えて

 早春の福岡市で第21 回JIA 九州建築塾を開催いたしました。主宰者を代表して関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。ご多忙のなか塾長を務めていただきました末光弘和様、誠にありがとうございました。また、サブ講師の福田哲也会員と智原聖治会員も準備期間より大変お疲れ様でした。
 JIA 九州建築塾は今回で21 回目を迎えました。当初はJIA 会員事務所スタッフ育成のためのプログラムでしたが、近年では九州支部内の各地域会が持ち回りで担当することで、地域とのつながりや地域ならではのテーマを持った催しとなっております。
 今回は福岡地域会の担当により「環境をつくる」というテーマで行われました。時代のキーワードとなってます「環境」という言葉は、自分たちの回りにある状況・状態から、気候・風土やさらに大きな意味へと広がりをもっています。建築は常にこの「環境」と向き合って何らかの回答を見つけ出す行為といえます。私たちはいくつものレイヤーの「環境」への思考を重ね、その「場」の持つポテンシャルを最大あるいは最良にすることが求められます。さらにはその建築ができることで新な「環境」が作り出されます。このテーマに留学生を含めた16 人の若者が挑戦しました。塾生にとって既知の地域や仕事場・学校とは違った緊張と葛藤そして達成感に満ちた「環境」のなかで過ごした3 日間であったと思います。この経験と交流が今後の建築人生の糧になることを願っています。
 最後に佐々木寿久地域会長をはじめご尽力いただきました福岡地域会の皆様、地域を越えてサポーター参加していただきました九州支部会員の皆様、ありがとうございました。今回の建築塾は福岡地域会例会と九州支部地域交流会も併せた新しい形で、福岡の地域性の表れた良き試みでした。このように地域や時代に合わせ建築塾が引き継がれ、各地域会活動の活性化と、九州支部の結束に繋がっていきますことを願っております。
 今後とも公益社団法人日本建築家協会九州支部の活動にご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(公社)日本建築家協会九州支部 支部長 川津悠嗣

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