■JIA九州建築塾とは?
JIA九州建築塾は、1998年に始まり今年で10年目を迎えるJIA九州支部主催の催しであります。建築のプロを目指す建築設計事務所勤務の若手を集め、建築の第一線でご活躍中の先生を講師としてお迎えし、熱い議論と設計に対する姿勢、プロセスを経験する事を目的としています。
現在の建築設計界が抱える、人材の育成に対する問題、建築教育のあり方、また、九州の設計界における様々な繋がりの発展を考え10年前に発足した建築塾は、卒業生が既に150名を超え、建築塾で培った経験を元に、全国で活躍しております。
■第13回JIA九州建築塾 テーマ・・・「日本」
4年に一度の祭典であるオリンピックを隣国でむかえ、「日本」という言葉を良く考える様になった。設計のプロセスは、そもそも自分達の経験から生まれ、その人が育った環境やそれに影響を受けた考えから生まれる事が多くある。私たちは日本で育ったものとして、無意識ではあるが「日本」というキーワードの中で設計を行っていると言えるのではないだろうか。
このテーマは「日本」のアイデンティティーを強烈に考える課題ではない。「日本人とは何か」・「日本とは何か」あるいは「日本らしさ」を深く考えるのではなく、緩くも根底に流れる自分達を取り囲む環境に目を向け、いままで知覚として得られていた無意識なものを、認知できる対象まで顕在化させる訓練と考えて良い。敷地の読み取り方、要望の受け止め方など、実務で実際行われている事と同様に、問題点を顕在化させる手段として「日本」を用いて何か出来る事があるのではないだろうか。
- 知覚〕〔perception〕
感覚器官に与えられた刺激作用を通して、外界の事物・事象を、ひとまとまりの有意味な対象としてつかむはたらき。知覚を構成する基本的要素が感覚で、こちらは物理的属性との関係で部分的なものとして捉えられることが多い。
- 認知〕〔cognition〕
生活体が対象についての知識を得ること。また、その過程。知覚だけでなく、推理・判断・記憶などの機能を含み、外界の情報を能動的に収集し処理する過程。
■主催 |
社団法人 日本建築家協会九州支部 |
■開催日時 |
2008年11月1日12:00集合〜3日19:00解散予定
11月8日12:00集合〜9日18:00解散 計5日間
(10月26日にオリエンテーリングを実施する。遠隔地以外のものは必ず参加する事) |
■開催場所 |
福岡大学セミナーハウス(宿泊共)福岡市中央区六本松3−4−20 |
■講師 |
○中村 勉(中村勉総合計画事務所
ものつくり大学教授日本建築家協会環境行動委員長/建築家)
○鮎川 透(株式会社 環・設計工房/建築家)
○淺川 敏(ZOOM共同主宰/写真家)
○田中 智之(TASS建築研究所共同主宰。熊本大学准教授/建築家)
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■参加資格 |
20代の建築に関わる社会人、大学院生、大学生(学生については大学院生を優先する。)ただし必ず5日間全日程に参加できる者に限る。 |
■参加費用 |
受講料2万円、宿泊・食費1万8千円 合計3万8千円(11月1日の受付時に全額現金で支払うこと) |
■募集人員 |
12名(応募多数の場合はJIAにより選考) |
■募集締切 |
2008年10月20日事務局必着 |
■応募申込 |
応募用紙に必要事項を記入し下記までFAX、E-Mailまたは郵送
JIA九州支部事務局 〒810-0022 福岡市中央区薬院1−4−8あづまビル2階
TEL:092-761-5267 FAX:092-752-2378 E-Mail:info@jia-9.org |
■決定通知 |
10月22日前後にメール又は電話にて連絡 |
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