■JIA九州建築塾とは?
JIA九州建築塾は、1998年に始まり今年で11年目を迎えるJIA九州支部主催の催しであります。建築のプロを目指す建築設計事務所勤務の若手を集め、建築の第一線でご活躍中の先生を講師としてお迎えし、熱い議論と設計に対する姿勢、プロセスを経験する事を目的としています。
現在の建築設計界が抱える、人材の育成に対する問題、建築教育のあり方、また、九州の設計界における様々な繋がりの発展を考え11年前に発足した建築塾は、卒業生が既に150名を超え、建築塾で培った経験を元に、全国で活躍しております。
■第14回JIA九州建築塾@大分
テーマ・・・「アキナイゴコロ・タビゴコロ」
〜市民参加の街づくりと建築家の役割〜
JIA九州支部・支部大会が大分で久しぶりの開催となりました。大会メインテーマを「ひと・まち・匠」とし、サブテーマを「市民参加の街づくりと建築家の役割」とさだめ、大分の中心市街地の中枢部でもある竹町通り商店街周辺をメイン会場に選びました。
この支部大会に連動する形で、第14回JIA九州建築塾を大分で開催される運びとなりました。大分開催は初めてです。大会サブテーマに沿う形で、竹町通り商店街を題材にからめて議論とスタディを繰り広げていこうと考えています。
大分市は目下、大分駅高架や駅南地区の再開発など、中心市街地活性化への施策が展開しています。
大分の中心市街地において最も古い歴史を持つ「竹町通り商店街」は、平成6年に開閉式ドームアーケード「ガレリア竹町」として再生し、いいちこ総合文化センターと中心部を結ぶ商店街として活性化をはかってきましたが、再生して15年経過し、空き店舗の数も目立ってきています。
全国的にも中心市街地の疲弊が顕著になっておりますが、このたびの世界同時不況を受け、外食産業や小売業には深刻なダメージがあります。
「アキナイゴコロ」(商売心)と「タビゴコロ」(旅心)という2つのキーワードをもとに、中心市街地としてのまちづくり、交流拠点としてのまちづくり、内部と外部の2つの視点から、思考をくりひろげてみたいと思います。
建築家の職能を拡大し、ワールドワイドに活躍中のアトリエ・天工人の山下保博氏をメイン講師に迎え、大分市からは、湯布院の山荘無量塔を代表作とし、古民家の移築再生に実績のある浅井康行氏、そして、豊後高田市で活躍されている安藤剛氏を迎え、竹町通り商店街に隣接するいいちこ総合文化センターにて合計5日間の建築塾を開催するものです。
■講師 |
○山下 保博 氏
(株)アトリエ・天工人 主催・建築家)11月22、23日
○浅井 康行 氏
((有)技杢・浅井康行建築工房 主宰・建築家)11月14、15、21、22、23日
○安藤 剛 氏
((株)安藤剛設計室 主宰・建築家)11月14、15、21、22、23日 |
■塾日程予定 |
Aユニット 11月14-15日
Bユニット 11月21-23日 |
■会場 |
いいちこ総合文化センター4階 小会議室1(15日午前中のみ、B1F映像小ホール) |
■塾生募集人員 |
15名
20歳以上の現役建設関係従事者及び、大学院生(必ず全ての日程へ参加ができるものに限る)
(大学生に関しても、JIA側の面接にて参加技量があるものと判断されたものは可) |
■参加費 |
38,000円 |
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