Design Review 2011/活動報告
今回で16回目となりました学生デザインレビューは、一昨年と去年に引き続き福岡市アイランドシティ中央公園内のぐりんぐりん(伊東豊雄氏設計)での開催となりました。
今回のレビューは、直前の震災の影響を受け、一部プログラムを変更し震災を受けてのシンポジウムも行いました。シンポジウムでは九州にいる私たちにできることという議題で議論しました。
<場所>
福岡市アイランドシティ中央公園 ぐりんぐりん 北ブロック
<クリティーク>
大島芳彦(株式会社 ブルースタジオ)
倉方俊輔(西日本工業大学准教授)
小西泰孝(小西泰孝建築構造設計)
手塚貴晴(手塚建築研究所)(当日は震災の影響にて欠席)
西村浩 (株式会社 ワークヴィジョンズ)
藤原徹平(隈研吾建築都市設計事務所)
<スケジュール>
・2月28日(月)予選審査 応募者数380名
・3月20日(日)本選1日目 公開審査 出展133点/入場者総数約200名
午前中に作品受付、午後よりクリティーク紹介に引き続いて出展者全員による一次審査ポスターセッションを行った。その後プレゼンテーション12作品を決める公開審査により、クリティークの方々が12作品を選定した。終了後には懇親会を行い参加者たちの交流が行われた。
・3月21日(月)本選2日目 入場者総数約250名
選出された12作品を4作品ずつに分けてプレゼンテーションを行った。当初のスケジュールではトーナメント方式にて各賞を選定する予定であったが、震災を受けて、シンポジウム「九州から考えるー建築学生として何が出来るかー」にプログラムを変更し、会場に居る全員で議論を尽くした。その後、クリティーク賞を各1名ずつ選出(合計5名)、同時にJIA九州選奨7作品も選出された。
※ 参加作品 : 応募者数380名、予選提出者238名、本選通過者153名、公開審査出展133名
<クリティーク賞>
大島芳彦賞:檜垣政弘 (京都工芸繊維大学4年)「浮かぶ地層小学校」
倉方俊輔賞:河西孝平 (千葉大学4年) 「めぐりめぐる住宅地」
小西泰孝賞:小ヶ倉聡美(九州大学4年) 「線上の棲み処」
西村浩賞 :佐藤寛之 (鹿児島大学4年) 「SETTLEMENTSCAPE」
藤原徹平賞:小島衆太 (九州大学2年) 「柱に住まう、梁に住まう、壁に住まう、…。」
<JIA九州選奨>
泉竜斗 (佐賀大学4年) 「せどわ保育園は1/2」
豆田千晃 (佐賀大学4年) 「kiln house」
小ヶ倉聡美(九州大学4年) 「線上の棲み処」
佐藤寛之 (鹿児島大学4年)「SETTLEMENTSCAPE」
田中伸穂 (九州大学4年) 「BAG architecture」
中道大樹 (九州大学4年) 「解けた壁は絶えず揺らぐ」
緒方大地 (九州大学4年) 「ハニカムセカイ」
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主催 : 学生デザインレビュー2011福岡実行委員会+日本建築家協会九州支部
共催 : アイランドシティ中央公園管理事務所 福岡デザイン倶楽部
後援 : 福岡市
学生実行委員長:坂井佑紀(福岡大学3年) 運営委員長:市川清貴(JIA九州支部長)
<実行委員>
池添昌幸(福岡大学)、内田貴久(内田貴久建築設計事務所)、末廣香織(九州大学)
末廣宣子(NKS アーキテクツ)、前田 哲 (日本設計)、松永一郎(福岡大学)
村上明生(アトリエサンカクスケール)、横尾明美(JIA 九州支部事務局)
<学生実行委員>
北九州市立大学、九州大学、九州産業大学、佐賀大学、福岡大学、九州工業大学、西日本工業大学
の学生約35名
また、ご協賛してくださったみなさま、ご支援してくださったみなさまに
実行委員一同大変感謝しております。ありがとうございました。
Design Review 2011の様子
全国から続々と集まってくる参加者たち。展示準備は進みます!
1次審査ではクリティークたちが参加者の作品を廻りながら参加者と会話していきます!
1日目終了後は交流会が開かれ、新しい交流の和が広がっていました。クリティークのお話も。
2日目のプレゼンテーションによりクリティーク賞5名、九州選奨7作品が選出されました!
そしてシンポジウムが行われました。会場にいる学生、社会人、クリティークみんなで議論です。
無事2日間を終えることが出来ました。ご支援ご協力くださった皆さまありがとうございました。