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2016.08.04北福岡
JIA建築展18 日韓合同学生ワークショップ 課題について
課題
「まちのリノベーション」
2000年代に日本は人口減少期に入りました。都市部に人口が集中する一方で、郊外では高齢化による住宅地の老朽化や低密度化、地元商店街の衰退など、ある共通の状況が現れています。
今回の敷地となる八幡東区の住宅地も、1970年代の高度成長期に「鉄の町」として栄えていましたが、現在は3人に1人が65歳以上となり、全国的にも超高齢化した町となっています。住宅地は歯抜け状に駐車場となり、かつて町の中心であった商店街はすたれています。
このワークショップで考えるのは「また昔のように人を増やして町を活性化しよう」という事ではありません。人口や経済、産業は変化するものです。現在の郊外を俯瞰した時に、どのような建築やデザインの可能性が広がっているかを考えてほしいと思います。町の人が減るということは、一人あたりの空間は増える事であり、余白の空間をデザインするチャンスだと考えられます。
高齢化した町の人々が生涯住み続ける町はどんなものか?この時代に合せて豊かに使い続けるためのまちの将来像を提案してください。
柳 澤潤 河内 一泰
提出内容
ワークショップ
A1サイズパネル(枚数自由)、模型、その他
注記:敷地境界線を変更したり、道の空間をデザインするなど、現実的には難しい提案でも自由に発想してください。
クリティーク
図面、模型など意図を伝えるものを作成し発表
課題の対象エリア(北九州市八幡東区祇園2丁目)