九州の建築家たちは、その土地のスタイルや、まちへのまなざしを携え、魅力ある建物を九州の土地でつくり続けています。「 まちと建築展 」とは、将来の建物を生み出していくであろう人々に、その建物で暮らしていくであろう人々に、建築家の仕事や思想を伝えていく場のことです。

蔓延するウイルス・戦争や、テクノロジーの進歩など、急激な社会構造の変化によって、「まち」を取り巻く環境は日々多様化しています。私たち建築家は、今まで様々な環境変化を敏感に取り込み、社会問題や課題を、それらが良くなる方向へ、建築の力を信じ作り続けてきました。
あえて言うならば、変化を的確に読み取り柔軟に解決する事が、私たちの仕事の一部だと言えます。

この展覧会では、建築によって様々な課題を解決していくプロセスを、そこに住むまちの人々と考える建築展にしていきたいと思います。

2024年11月　別府市においてJIA建築家大会2024別府が行われます。全国の建築家が、そして世界中の建築家が集まります。今回は本大会と併催にて、のぞきこみ愉しめる建築模型をメインとした建築展を行います。

別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ」（磯崎新氏設計）に、20点以上の建築模型が集まります。今回は九州建築新人賞2023の受賞作品も展示。すべて九州で活躍する建築家のプロジェクトであり、設計思想を比べて覗き込めるまたとない28日間です。

あらゆるクリエイティブに通ずる仕事スタイルから、お散歩すらも楽しくなる建築の楽しみ方まで、何が飛び出すかはお楽しみ。「まち」に関わる建築家たちの声もお聞き逃しなく。